昭和なトイレを、気持ちよい空間にDIY(2): 電気配線とウォッシュレット取付け

東京から2時間の海辺の町(館山)に築50年の古い家を購入し、週末ときどき移住生活。DIYで改装を進めています。

色々なところを改装しなければいけないのですが、別邸家主(このホームページの管理人)の妻からのリクエストが強かったのがトイレ。確かにトイレが不快だと、足が遠のき友人も招きにくくなります。

ただ、電気屋さんに頼んでウォッシュレットに交換すればいいってものでもなく、まずは、雰囲気を変えるために、壁の色を塗り直してみました。我ながら、まずまずの出来です!

 

電気配線

トイレの雰囲気が出てきたところで、ウォッシュレット化を図っていきたいところですが、そのためには(昭和なトイレにはない)電気配線が必要となります。

電気屋さんに頼むと、一番近いコンセントのところからVVF線(電気ケーブル)を引いて、「配線カバー」で隠すという方法での対応になります。ただ、「配線カバー」は、どうも取って付けた感が強く、どうも好きではありません。

 

そこで、逆に、下手に隠さず、堂々と目立つように配線する事にしました。

VE管(中に電気ケーブルを通す塩ビパイプ)と、ボックス(ケーブルとコンセントを接続するための塩ビ製の箱)をゴールドに塗り、インテリアの一部のようにしてみました。トイレットペーパー・ホルダーとおそろい色です!。

トイレットペーパーを置く棚の奥から、一部、天井裏を経由して、既にある電源と繋いでいきます。

 

ウォッシュレットには、貯水式と瞬間式があり、別邸家主(このホームページの管理人)が取り付けようと考えているのは、価格帯の安い貯水式。ただ、(瞬間式のウォッシュレットも増えており)将来的に瞬間式に付け替える事も出来るように、新しく設置したブレーカーから電源を取る事にしました。

  • 貯水式のウォッシュレット: 低めの価格設定の商品に多い。温水を貯めるタンクがあり、少しかさばる。ただし、ボタンを押した際にはすでに温められた水があるため、瞬間的に大きな電力を消費する事はない。
  • 瞬間式のウォッシュレット: 高めの価格設定の商品に多い。ボタンを押したタイミングで急速に水を温める方式で、貯水タンクがないため、スッキリしたデザインに。瞬間的に大きな電力を消費するので、独立したブレーカーから配線した方が安心。

 

カラフルな 「見せる電気配線」については、別のページでも紹介しているので、良かったら参考にしてみて下さい。

  

 

ウォッシュレットの取付け

電源の確保ができたら、次は便器のサイズの採寸です。

最近の家の場合、ほとんどのトイレはレギュラー・サイズになっていますが、古い家の場合、変わったサイズの便器が取り付けられている事もあり、注意が必要です。

 

次に、どのウォッシュレット付き便座にするか色々と検討。

電気量販店にも一度見に行ったのですが、安い値段帯帯ウォッシュレットの選択肢は、それほど多くはありませんでした。そこで、何度かお世話になった街の水道屋さんに聞いたところ、「最近は、気に入ったウォッシュレット付きの便座をネットで買って、取付けを街の水道屋さんに頼む人も多いよ!」とのことでした。

そこで、採寸した便器のサイズも考慮に入れつつ、Amazonで(リモコン式としては)最安価格帯のウォッシュレットをポチリ。

DIYerであれば、1時間もあれば、ウォッシュレットの取付けはできるはずです。でも、古い家の水道配管はいつトラブルが起こるか分からないため、いつでも近所から駆けつけてくれそうな、街の水道屋さんに取付けをお願いしました。取付け費用は8,000円。

 

予めDIYで設置していたウォッシュレット専用のコンセントに繋げますが、もしトイレ近くまで電気配線がきていない場合、(距離や工事の内容にも拠りますが)5,000~20,000円の費用が掛かるようです。

電気工事士資格を取るための費用は決して安くはありませんが、こういう時に助かります。少しずつ、取得に掛かった費用を回収中です!

 

これにて、ウォッシュレットの取付けも終了。

壁も漆喰で塗り直し、床には(壁の色とのバランスを考え)タイル調のクッション・フロアを引きました。

 

Before

 

After

これで満足!といきたいところですが、課題が少し残っています。

DIYでだいぶお洒落になってきたものの、ベースが築50年の古民家だけに、トイレに換気扇がありません。少し後の事になりそうですが、換気扇も設置していきたいと思います!

 

別邸家主でした。

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