DIYの技を磨く(古い土壁にもお洒落な壁紙を貼る)

2021年11月に千葉県館山市に安く売りに出されていた築50年の古屋を買いました。館山駅、スーパー、海水浴場まで徒歩5~10分と立地は悪くはなく、磨けば光ると思い、購入。快適なセカンド・ハウスを目指し、DIYでのリノベを進めてきました。

古屋のリノベの基本は壁の雰囲気を明るくすること。生活していてパッと見渡せば、あちらも壁、こちらも壁なのですから。

これまで色々な壁材DIYの技をマスターしてきたのですが、今度は2階の砂壁/土壁/繊維壁の上に壁紙を貼るという方法にトライしてみました。

  • 石膏ボードの上に漆喰 ・・・ 洗面所、トイレ、書斎でマスター
  • 石膏ボードの上に壁紙 ・・・ キッチンでマスター
  • 砂壁/土壁/繊維壁の上に漆喰 ・・・ 廊下でマスター
  • 砂壁/土壁/繊維壁の上に壁紙 ・・・ 今回、初めて挑戦!
  • 砂壁/土壁/繊維壁の上に直接ペンキを塗る ・・・ いつか挑戦してみたい!!

 

大事なのは下準備。面倒なのも下準備。嫌なのも下準備(と最後のお掃除)

TV番組にては、楽しそうにDIYしている映像が流れることが多いのですが、実は大変なのが下準備。時間が掛かるのも下準備。

いまの住宅で多く使われている壁材(石膏ボード)は平で、そのまま壁紙を貼れるのですが、昭和の家の壁材(砂壁、土壁、繊維壁)はデケボコしているので、そのままでは壁紙を貼れません。ベニヤ板を砂壁/土壁/繊維壁の上に貼って平にして、隙間をパテで埋めてから、壁紙を貼ることになります。

  • 4mm厚のべニア板を購入し、壁の大きさにカット
  • べニア板の裏側に速乾木工ボンドを付けて砂壁/土壁/繊維壁に貼っていく。
  • べニア板の上から20~30mmの細釘と、10mmの針のタッカーで固定。
  • べニア板と柱の間に隙間をパテで処理。

 

平らな面と平らな面を接着する訳ではないので、速乾の木工用ボンドを延ばさずにダマになるようにべニア板に付け、ベニヤ板をデケボコな砂壁/土壁/繊維壁に貼り付けていきます。

 

最初は、タッカーを用いて10mmの針で固定していこうと思ったのですが、(ベニヤ板の厚みだけで4mmある訳で)上手く固定できず、余っていた20~30mmの細釘と組み合わせてベニヤ板を固定していきました。

余っている釘があってよかった。。。

 

細釘やタッカーの針は、木工用ボンドが乾くまでの仮押さえ・反り防止になります。あくまで木工用ボンドメインでデケボコ壁の上にベニヤ板を貼るため、多めに木工用ボンドを付けておく必要がありそうです。

  

古い家はどうしても歪んでいて、長方形のベニヤ板がピッタリと収まるという訳にはいきません。ベニヤ板を貼る際は、長方形の2辺を柱にぴったりとくっつけ、残りの2辺と柱の間にできた隙間はパテで処理する事にしました。

 

ヘラを使って、ベニヤ板と柱との間の隙間にパテを押し込んでいきます。柱に付いてしまったパテは、(完全に乾く前に)濡れた雑巾などでふき取っていきます。パテは乾燥するとやせてしまうので、パテを二度塗りしました。

 

 

いよいよ壁紙貼り。糊が付いていない輸入壁紙に挑戦

今回は2階のランドリー・ルームの上部のみにデザインを施したく、(壁に貼る際の糊は自分で付けることにして)輸入品の壁紙を友安製作所にて購入しました。壁紙を選んでいるときが、最も楽しいひと時なのかもしれません。ドイツ製、スペイン製、トルコ製、韓国製の壁紙などが販売されています。

輸入壁紙の特徴は、、、

  • 国産の壁紙には、裏面に糊が塗ってあるものもありますが、(輸送に時間が掛かる)輸入品の壁紙には糊が塗ってありません。ただ、今回のように貼る面積が小さく、今週末作業するか、来月になるか分からないDIYerにとっては、ベターなのかもしれません。糊は数週間に使わないと乾いてしまうから。
  • 国産の壁紙と違い、耳(柄がなくて裏面に糊が付いていない部分)がないので、壁の端からピッタリと貼っていけます。
  • 国産の壁紙は、平に仕上げる事を重視して、壁紙と壁紙の重なりをカットしていきます。一方の輸入物の壁紙は、壁紙と壁紙を重ねながら貼っていくので、カット数が少なく、柄合わせも楽になります。重ねても剥がれにくい素材で出来ています。

工程は、、、

  • 壁よりも少し大きめに壁紙をカット
  • 新聞を広げた上に壁紙を広げ、裏面に糊付け。ベニヤ板が糊を吸ってしまいやすいので、少し多めに付ける。
  • 右端から壁紙を貼っていき、余った部分をカット。

基本的には(キッチンを改装した際の糊付きの)国産の壁紙貼りより、手間はかかっても技術的には簡単で、ほぼミスなく貼れました。

道具も、国産の壁紙と同じく、壁紙貼り基本セットで十分です。糊を塗るため、100円ショップで刷毛とトレーのみ買い足しました。

完成!

 

今回は、目線よりも高い位置の壁のみリニューアルする事にしたので(あまり広くない面積だったので)、手間はかかるものの、少し派手目の輸入品の壁紙を貼る事にしました。壁紙を選んだり、貼ったりするのは楽しいのですが、問題はデケボコ壁の下処理。

う~~ん。広い壁は無理!

 

別邸家主でした。

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