DIYの技を磨く(大和しっくいで塗る!)

コロナ禍でおうち時間が増えてから、より良い生活空間を求めて、自宅の部屋をDIYする事が流行りにもなってきています。便利な道具や素材の品揃えも増え、複数社より、便利な塗り壁材が発売されています。

 

粉から、漆喰を練る。

別邸家主(このHPの管理人)も、まずは、開封してすぐに塗れる塗り壁材(珪藻土や漆喰)を試しすところから始めました。すぐに塗れる漆喰材の代表格である「漆喰うま~くヌレール」も試したのですが、本当に簡単に漆喰塗りする事ができました。

ただ、古家全体の壁を漆喰塗りしようとすると、とんでもない費用が掛かってしまいます。5kgで4,200円~。別邸家主の狭い洗面所(1坪くらい)を塗るだけでも5kg×3缶(14,000円~)弱掛かってしまいました。

そこで、プロも使っている「大和しっくい」の購入を検討。

「大和しっくい」は粉末の状態で売っていて、20kgで3,500円~と格安です。水を混ぜると30~35kgになるので、グラム換算で「漆喰うま~くヌレール」の1/10くらいの値段という事になります。

ただ、DIYerたちのブログを見ると、粉末の状態から練りこむのに、時間と体力を費やしてしまう/練るための専用の道具があった方がいいといった記事が目立ちます。勿論、一気に練ろうとするとそうなるのでしょうが、ただ、小分けにしてから(時間的に余裕をもって)練ると、全く大変ではりませんでした

別邸家主(このHPの管理人)は、ビニール袋を二重にして、2~3kgずつくらいに分けて練ってみました。粉末をビニールに入れ、水を加え、大まかに練ってから一晩ほど置きます。ビニール袋(一重)のままだと、何処かにぶつけてしまっって破れたりすると、悲惨な事になりそうですし。一晩寝かせた後で軽く練り直し、保管/運搬/作業し易いように密閉容器に移しておけば、完成です!!

 

写真の密閉容器は、以前購入した「漆喰うま~くヌレール」や「ケイソウくん」からの使いまわします。最初の何回かは、開封してすぐに簡単に塗れる「漆喰うま~くヌレール」や「ケイソウくん」でお試しです。慣れてきたら、より広いスペースに塗っていくため、漆喰を粉から練るところから始めます。DIYの技のステップアップですね。

 

漆喰を塗るための下準備

高いクオリティを求めなければ、素人でも十分に漆喰や珪藻土で壁を塗る事ができます。雑な塗り後も味となり、自分で壁を塗ったという満足感も得られます。

ただ、、、初めて自宅の壁を塗ろうにも(周りに経験者がいれば別ですが)不安なものです。別邸家主(このHPの管理人)も非常に不安だったのですが、メーカーが提供している教室「ケイソウくんシリーズ・ショールーム」でレクチャーを受けて、「これなら、なんとかなりそう」と思えてきました。

塗り始めてから、「これは駄目だな、、、」となっても遅く、いちどレクチャーを受けておく事がお勧めです。Youtubeなどでも塗り方が紹介されていますが、すぐに隣でアドバイスをくれる人がいるのと、いないのでは大違いです!

漆喰塗り(或いは珪藻土塗り)において重要になるのが、ペンキなどの塗装と同じく(塗りたくないところにカバーを掛ける)養生作業。

先ほど触れた「ケイソウくんシリーズ・ショールーム」で教えてもらった方法は、壁紙から1~2mm(塗る厚さ)ほど離してマスキング・テープを貼り、その上にマスカー(養生シート)を貼る方法です。最近では、この2つの作業を一緒に行うマスカー(養生シート)も販売されていますが、幅が10~15mmくらいのマスキング・テープの方がカドッこの作業がし易かったりと、小回りが利いて便利です。

別邸家主(このHPの管理人)が購入した古い家の壁紙はビニール・クロス製である事が多く、そのまま漆喰を塗っても特に問題はありません。ただ、ベニヤ材などの上に漆喰を塗る際には、シーラーと呼ばれる処理剤を塗ってから漆喰を塗らないと、あとで灰汁(木材からの黄ばみ)が出てきてしまうようです。

 

 

いよいよ、漆喰塗り

漆喰を塗るには、コテと盛板が必要になります。

コテには、塗り壁用の左官コテは、コンクリートを均すためのコテと違って、力を加えるとしなる構造になっています。DIYとしての用途であれば、500~2,000円くらいの左官コテを2~3種類購入しておけば十分ではないでしょうか。ホームセンターで、重たさ、形状、しなり具合が少しずつ違う左官コテを購入してもいいかもしれません。

盛板は、べニアの端材などで代用できるようにも思えますが、専用のものを購入しておいた方が、腕が疲れる事がないと思います。広い壁を塗る時は、半日、盛板を持ちっぱなしという事になります。

 

 

練った漆喰を、スプーンかお玉を使って盛板に載せていきます。

盛板の上で軽く漆喰をこね直し、塗る準備が完了です。少し硬い時は、霧吹きを使って水分調整すると、塗りやすくなります。

リフォームの番組などで、家族全員で漆喰や珪藻土を塗るシーンが出てきますが、(塗り跡も味わいだと思えば)5歳~でも可能です。ただ、端っこの部分は難しいので、大人の担当となります。右利きの場合、左上から始め、右下に向けて塗っていきます。

写真は友人親子。小学1年生。

「漆喰うま~くヌレール」などの、既に練りこんである商品の場合は、(壁とのくっつきを高める素材が入っていて)一度で塗り上げる事が可能です。ただし、「大和しっくい」のように粉からねった漆喰の場合、二度塗りが基本となります。

一度目は(写真のように透けて見えるくらいに)できるだけ薄く塗り、数時間乾かします。二度目は、(好みに合わせて、塗り跡を残しつつ)少し厚めに塗っていきます。単価が安い「大和しっくい」であれば、多少贅沢に厚塗りして模様を付けていく事もできます!

こちらは、洗面所。

片面、塗り終わったところと、

全面を塗り終わったところ。

さようなら、昭和な壁紙。

別邸家主でした。

にほんブログ村 住まいブログ DIYへ
にほんブログ村

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です