DIYの技を磨く(カラフルに、見せる電気配線!)

古い家をリノベーションする際には、電気配線のやり直しも必要になります。

でも、後付けの電気配線は味気なく、意匠性にも欠けませんか?

 

別邸家主(このHPの管理人)も、千葉県館山市に購入した築50年の古民家をDIYで改装中で、古い仕様の電気配線を変更していっているところです。テーマは、見せる電気配線!

 

カラフルな電気配線

VVFケーブル線(ビニル絶縁ビニルシースケーブル平形)は、一般住宅、商業施設、公共施設などの低圧環境(~600V)で広く用いられている電気配線用のケーブルです。一般住宅の15A程度までの照明・コンセント回路の配線は、ほとんどの箇所で、このVVFケーブル線が使われています。

新しく家を建てる際には、このVVFケーブル線を壁や天井の裏側に配線するので、あまり目にする事はありません。ただ、新たに電気配線を変更しようとする場合、建物によっては壁や天井の裏側に通し直す事が難しい事もあり、壁の表側に配線する事になります。

ただ、、、VVFケーブル線は目立たないところに配線する事を前提に、味気ないグレー色で出来ていて、どうしても好きになれません。

ただ最近は、こういったニッチなニーズにも対応するため、カラフルなVVFケーブル線を販売するメーカーも出てきています。大量に作られているグレーのVVFケーブル線に比べると少し割高ですが、、、

カラフルなVVFケーブル線を使うと、目につくところに配線しても、意匠(デザイン)の一部になります。また、「赤のVVFケーブル線はウォッシュレット用」というように、何色のVVFケーブル線を、どのような配線に用いるか使い分けておくと、後々、配線を追加するような際にも迷わずに済みます。

もちろん、VVF線の設置といった電気工事には、電気工事士の資格が必要になってきます。ただ、電気屋さんに工事を頼むとしても、用いるVVF線を自前で用意したり、カラーリングを指定する事は可能ですね。

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プラスチック・パーツの塗装

古い仕様の電気配線を変更していくには、既存の配線から分岐して、VVFケーブル線をつなぎ直すような作業が必要になってきます。電気工事の基準では、VVFケーブル線の接続は、ジョイント・ボックス内で行う事が求められています。

ジョイント・ボックスとは、VVFケーブル線の接続部分にモノがぶつかって断線する事を避けるためのプラスチック製(塩ビ)のースで、角型のものや丸型物などがあります。古い建物の廊下や、自宅の外構に設置されている給湯器周りなどでも見かけます。

ただ、、、このジョイント・ボックスも、味気ないオフ・ホワイトの事が多く、意匠性がありません。

 

そこで、別邸家主(このHPの管理人)は、プラスチック(塩ビ)製のジョイント・ボックスをゴールド系に塗装して使うことにしています。

幾つかの塗料を試したのですが、100均で売っているスプレーだと液だれし易くなります。もう少し高い値段帯(600円~)のアクリル・ラッカー・スプレーの方が安定の仕上がり。ターナー色彩 水性ペイントだど、本当にアンティークな金属っぽく表面に凹凸のある仕上がりになるのですが、この辺りは好みの問題でしょうか。

 

スプレーで塗装する際には、周りに飛び散らないよう、段ボールの中に置いて塗るというのがお勧めです。スプレー缶に「2回塗り」と書いてあったりしますが、ジョイント・ボックスのように平面でなく液だれし易いものを塗装する場合は、「10回に分けて少しずつ塗る」くらいの気持ちの方がいいかもしれません。

 

どのように塗るかイメージがついてきたら、マスキング・テープを使って、どんどん、各パーツを塗装していきます。スプレーは「10回に分けて少しずつ塗る」くらいの気持ちなので、週末の電気工事に向け、毎晩少し塗っては乾燥させて、、、を繰り返しました。 

 

こちらの写真は、トイレ上部の、ウォッシュレットの電源用の配線。ジョイント・ボックスと塩ビ管(VE菅)をティッシュ・ペーパーを置く棚の奥に設置し、この中に赤いVVFケーブル線を収めています。

ジョイント部分を青のアクリル絵の具で塗って、ウクライナ・カラーに!

 

こちらは、別の場所の写真。

ゴールド系に塗装したジョイント・ボックス内に、カラフルなVVFケーブル線を引き込み、差し込みコネクターで繋げています。

  

まとめ

ジョイント・ボックス内でVVFケーブル線を接続する作業は、電気工事士の資格を持っていないと出来ない規則になっています。ただし、電気工事士の資格を持っていなくても、好きな色のVVFケーブル線を用意したり、ジョイント・ボックスを塗装したり、色々とできる事はあります。せっかく電気配線をやり直すのであれば、カラーリングも一緒に検討してはいかがでしょうか?

別邸家主でした。

 

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