DIYの技を磨く(電気工事士資格)

築50年の古い家を購入し、DIYで改装中。

様々な面で2021年に取得した第2種電気工事士の資格が役に立っているのですが、資格を持っていると、どのようにDIYの幅が拡がるかについて考えてみました。

 

第2種電気工事士資格の概要

電気工事士の資格には、第1種と第2種があります。第1種は大型施設の工事を対象とした資格で、一般の家屋の電気工事を行う際には、第2種資格でほぼカバーされます。

第2種電気工事士の試験は筆記と技能の2つに分かれており、筆記に合格してから技能試験を受ける事になります。その概要については、色々なところで紹介されていますが、大まかに言うと、サラリーマンが週末に少しずつ勉強するとして、半年ほどで十分に取得可能な資格という事になります。

半年間という時間に加え、テキスト代(2,000円~)、工具・教材代(20,000円~)、受講代(20,000円~、独学でもOK)、受験代(9,600円)、申請費(5,200円)などを合わせると、4~6万円ほど掛かります。

あとは、DIYerとして、その4~6万円を払う価値があると感じられるかどうかでしょうか。。。

試験センター: 試験の概要

専門学校の受講案内

取得費用

 

資格を取得しようと思った理由: ダクトレール

別邸家主(このHPの管理人)が電気工事士を取りたいと思い始めたきっかけが、「ダクトレール」照明でした。

「ライティング・レール」と呼ばれる事もあり、天井に設置するレール状の器具になります。レール内のどこでも通電していて、好きなところに照明器具を取り付ける事ができます。レストランなどで見かける事が多く、「あれは、何という電気器具で、どやって取り付けるのだろうか?」から始まりました。

キナリノ記事:おうち照明をおしゃれに*「ダクトレール」で憧れのカフェ風ルームへ

2021年に電気工事士資格を取り、さっそく自宅の洗面所やガレージにダクトレールを設置しましたが、イメージ通りに仕上がり、満足!(我ながら)お洒落なホテルやショールームの雰囲気を出せたような気がしています。

ダクトレールの設置作業自体はDIYerであれば簡単にできる内容ですが、資格取得に向けて学んだ内容が、「たしかに、このように配線・接続した方が安全!」と活かされます。最近ではYoutubeで設置作業の方法が紹介されたりしているのですが、漏電火災は避けたく、(資格の勉強を通して)一通りの基礎を学んでおくべきではないでしょうか。

 

 

DIYerとしての可能性

冒頭でも少し触れましたが、築50年の古民家を買ってDIYでのリノベーションを行っています。そこでも電気工事資格が大活躍。

築50年の家ともなると、コンセントやスイッチの仕様が古かったり、増設や移設が必要になる事が多々あります。そのような際に、電気工事士の資格が役に立ってきます。壁や天井に穴を開けたりする作業とセットなので、(電気工事士のスキルが単体で活きるというよりも)DIYと相性のよいスキルだと思います。

 

(そこまで大変ではない工事としては)、タイマー付きスイッチや、アンティーク風スイッチへの交換でしょうか。

こちらは、ドライバー2本(プラスとマイナス)で、5分~10分で出来る簡単な工事です。浴室換気扇のスイッチをタイマー付きに交換すると、お出かけ前のシャワーなど、何かと便利です。アンティーク風のスイッチに変更しても、ぐっと雰囲気が出ます。

 

  

いつの日になるか分かりませんが、改装中の古い家のウッドデッキと庭に、薄っすらとスポットライトが当たる屋外照明をセットしようと考えています。トイレに換気扇も付けないと。

それから、、、築50年の古家のあちこちの天井にBluetoothスピーカーを設置し、家全体をスピーカー化したい! 

 

 

取得費用に見合っている?

と、確かに持っていると便利な資格ですが、、、

前段で触れましたが、第2種電気工事士の資格を取るに当たっては、独学なら4万円、受講するなら6万円ほどが掛かります。一方で、もしプロの電気屋さんに工事を頼むとしたら、工事箇所×5,000円(+交通費)といった費用のイメージになります。

電気工事費用の相場

 

うーん。

もし、電源の配線、スイッチの交換、照明器具の設置を数か所だけ行う程度であれば、街の電気屋さんに頼んだ方が、費用は安く済みます。

あとは、「もう数センチ、右に設置した方が家具とのバランスが、、、」と試行錯誤しながら電気設備の位置取りを考えたり、拘りの電気器具選びをしたいかに掛かってくると思います。ネットや街角のアンティーク・ショップでお洒落な照明を見つけた際に、「取付けは電気工事士に相談下さい」となっていて断念する事がなくなります。ヒラメキでお洒落照明に交換したくなるDIYerの方は、ちょっと検討してみて下さい!

 

別邸家主でした。

にほんブログ村 住まいブログ DIYへ
にほんブログ村

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です