書斎改造計画(2): 石膏ボードで壁を作る

千葉県館山市に築50年の古い家屋を購入し、DIYでセカンドハウスとして改装中です。民泊としても貸し出していく事を考えており、快適さの向上も図っているところです。

その一環として、快適にリモートワークもできる、お洒落な書斎を作りたい!

昭和な香りのするありふれた一室ですが、天井が高く解放感のある「古民家カフェ」風の書斎を目指していきます。

 

前回の記事では、書斎改造計画の概要と、DIYで天井を抜く流れまでを紹介しました。

 

 

書斎改造計画①(天井を抜く)は順調な滑り出しとなりましたが、まだまだ作業が残っています。

天井板を抜いたままでは、屋根裏だった部分が隣の部屋と繋がったままになります。これではエアコンが全く利かず、隣の部屋の屋根裏の埃たちまで降ってくることになるので、石膏ボードで仕切りとなる壁を作っていきます(②)

  •  ①天井を抜いて、解放感を高める。
  •  ②天井裏だったところに、隣の部屋との仕切り壁を設置する。
  •  ③断熱材を入れ、快適性を高める。
  •  ④漆喰を塗り、おしゃれ度を上げる。
  •  ⑤リモートワーク環境を整える

  

どこに石膏ボード壁を設置するか、イメージ作り

石膏ボードを買ってきてすぐに作業開始と行きたいところですが、何事も下準備が重要。というのが、別邸家主(このHPの管理人)が常々感じているところです。

まずは、どの位置に新しい石膏ボード壁を設置すると、隣の部屋の屋根裏との仕切りになるか、それから複雑に梁と柱が組んである箇所のどの部分に新しい壁を設置していくか、イメージを固めます。

写真の場合、右奥の部分のどこに壁を作るか悩みました。できるだけ高い位置まで塞がないで解放感を高めるという方法もありますが、作業の難易度が高くなります。この部屋に入る際に二段階で高くなるイメージにしようと、この部分は(元々の天井位置よりは高いものの)やや低めに天井と壁を作ることにしました。

  

どこに新しい壁を設置するかイメージができたら、(数センチの誤差を許容しつつ)どれくらいの量の石膏ボードが必要かカウントしていきます。

この地味な作業に1時間のロス

石膏ボードは1枚(1820mmx910mm×12.5mm)500円くらいの安い建材です。ただ重たくて嵩張るため、通販で買うと送料込みで800~1,000円となります。今回は、6枚の石膏ボードが必要な事と、次の工程(断熱材を入れてベニヤ板で塞ぐ)のための資材購入も必要だったので、3kmほど離れたところにあるカインズ・ホームで購入。軽トラをレンタルして(無料)して、持ち帰りました。

  

  

間柱の設置と石膏ボードの設置

石膏ボードの買い出しが済んだら、いよいよ作業に着手します。

新しく壁を設置する場所には、石膏ボードをビス(木ネジ、コースレッド)で止めるための間柱が無いことがほとんどです。天井板の解体などで出た廃材(吊木など)を使って、間柱を設置していきます。間柱の間隔は、40~45cm程度で、ビスと釘を使って梁(横方向の太い木材)に固定していきました。

間柱を設置したら、今度は正確に採寸し、石膏ボードをカットしていきます。石膏ボードはカッターナイフで切断し、切った部分を棒ヤスリなどで整えます。

1回でピッタリと収まればいいのですが、1~2mm大きくて入らないという事も多々。石膏ボードは木材と異なって伸縮性はなく、金槌で叩いて無理やり押し込むと言ったことはできず、ヤスリで削るか、カッターナイフで切り直しです。逆に隙間が空きすぎてしまった場合、石膏ボード用のパテで埋めていきます。

 ↓ 天井解体時に出た廃材を使って、間柱を設置し、

 ↓ ピッタリと収まるように採寸して石膏ボードをカットして、

 

いちどに多くの箇所の採寸を行って石膏ボードをカットすると、1か所ずれがあると連鎖的に手直しが必要になります。結局、1枚ずつ地道に採寸とカットしていく事になりました。特に、(屋根の形に合わせて)三角形や台形の石膏ボードを設置するのが神経を使う作業で、ピッタリと嵌まった際にはスッキリ!

ここまでの作業時間は、間柱の設置に1時間、石膏ボードの設置に(手伝いに来てくれた従兄弟と)二人掛かりで5時間。思ったよりも時間が掛かってしまいました。

 

石膏ボードの補修と、できた隙間の処理

石膏ボードで、新たな天井や隣の部屋との間の仕切り壁を設置したら、破損した箇所や隙間が空いてしまった箇所の補修を行います。

使うのは石膏ボード用のパテです。パテとセットで入っているアルミ素材のメッシュテープを埋めたい箇所に張り、その上からパテで穴埋めしていきます。

石膏ボード用のパテは、(特に気温が高いと)すぐに固まってしまいます。作業になれたプロの職人さんではないDIYerの別邸家主(このHPの管理人)は、半分ずつに分けて水と混ぜて使いました。

石膏ボードの上にビニール・クロスを貼るような場合は細かい隙間まで埋める必要があるのでしょうが、今回は漆喰を塗る予定なので、細かい隙間や石膏ボード間の段差には目を瞑りました。この作業に掛かったのは、およそ1時間。

 

 

何しろ初めての作業ばかりで色々と大変だったのですが、石膏ボード壁の設置と補修に掛かったのは、(一人工換算で)12時間程度。概ね、想定通りの予算と作業時間に収まりました。

隣の部屋との間の扉付近の段差のある天井もまずまずの出来です!

 

Before どの部分に天井と壁を作るかイメージを作って、

 After 石膏ボードの天井と壁を設置

 

少しずつ出来上がってきたのですが、まだまだ作業は続きます。

 


ここまでの見積もり誤差

・費用: 約5,000円(数百円の誤差)

・時間: 約21時間(2時間オーバー)

 

別邸家主でした。

 

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